静岡アジア人協会
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第27回殉難者慰霊大祭 世界平和大祭

追悼辞

私は現在静岡にて仕事の合間ではありますが在日の方々との多くの交流持たせて戴いております。

妻が韓国人という関係もありますが幼い頃から何かしら韓国との縁が深くまた韓国への留学の経験や小さな支部ではありますが民団の一地方支部の役員もしております。

朝鮮通信使再現行列のスタッフとして行政と共同で在日コリアン(民団・総連)方々と行動をともにして行ったり、毎年静岡KYCのコリアンの方々とサッカの交流も行っております。
 
静岡にもこちらと同じと様に在日の方々の無縁仏が93体・柱ありまして毎年チュソクの頃には民・総の合同慰霊祭を行っておりました93年から約18年程毎年行われて参りました。

そして今年は民・総と行政と市民グループの協力の下、遺骨を韓国の望郷の丘に奉還することができました。

とても意義深い年にこの様に尊い場に参加させて戴き改めて考えさられました。

歴史から目を背けることなく正しく認識し、歴史的にも文化的もアジアの一員となるためには日本国内にいらっしゃる在日の方々との真の和合なくしてはありえないと言うことを!です

現在までの韓半島の分断と言う悲しい史実を作ってしまった大きな責任が日本にあると感じております。
また韓半島の朝鮮動乱の血の代価により日本の経済発展の起点があった事も知っております。

そのため日本が世界の中で先頭をきって韓半島の平和・和合・統一を進めて行く責任があるとも感じております。

以前韓国留学時代に統一の歌を聞きました我々の願いは統一 夢にも願うは統一 統一を来い!と言う歌です。
またイムジンガンと言う歌もあります。聞いていると自然と涙こぼれてきます。

ここに眠る多くの御霊も今日この場に参席された方かたの熱き祈りで慰労される事とは思いますが、眞の意味に於いては南北の分断の原因をつくってしまったこの日本が歴史的先頭に立ち!在日の方々と1つになり、和合の中心となり 為に生きる精神でまた時には母親の様な心持ちで南北の和合・統一の為に生きる事が眞の慰霊でありまた歴史的責任であるように感じます。

為に生きる精神で!共生共栄の精神で!日本人と言う概念を越えアジア人と成って東アジアと世界の平和に加担できる新たなる出発の良き一日となる様に

御霊の前に追悼の意と 新たなる出発の意を捧げて追悼文とさせて戴きます。
ありがとうございました。カムサムニダ

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